今回ご紹介する「三田会にゆかりのあるお店in Singapore」は、牧戸麻衣子(まきとまいこ)さん。1999年経済学部を卒業し、2005年に来星されています。お父様が社長を務める株式会社パールファルコの副社長として、2015年にパールファルコシンガポールを出店され、海外、特にアジアでの事業拡大を進めてらっしゃいます。そんな牧戸さんに、先日取材チームが、パールファルコシンガポールのお店にお伺いしてお話を伺ってきました。伊勢志摩の真珠のお店「パールファルコ / Pearl Falco」 (p-falco.com)Pearl FALCO パールファルコ | Facebook牧戸さんは、大学時代4年の間に3回(シベリア鉄道ルート、中国/中央アジアルート、東南アジア/中近東ルート)、数カ月かけてお一人でユーラシア大陸を横断されたバックパッカー。それゆえ卒業後の進路は、発展途上国に駐在に行ける可能性が高いNECを選択し、2005年に見事シンガポールから東南アジアをカバーする営業ポジションで駐在(卒論は、日本の電器産業の東南アジア事業について)。駐在中に、両親より、家業を受け継ぐ意思がなければ、事業売却を行うとの話を受け、副社長として事業を受け継ぐことに。バックパッカー魂としては、真珠という生活必需品でないものを売っていくことのジレンマには悩まれたそうですが、今では、毎年一本のネックレス(約50個の真珠)から一個づつ購入いただくクラウドファンディングを世界で展開して、そのお金をネパールやインドの子供達の教育資金の援助として、自ら現地に訪問されることもされています。昨年までは、シンガポール三田会の幹事も務められ、シンガポール三重県人会代表として、三重県庁と折衝したり、三重へのinbound観光にも尽力され、シンガポールと三重県をつなぐ業務もされています。三重県の真珠養殖業界は、この20年余りの間に競合他社も廃業していき、職人さんの平均年齢も上がり、新たな担い手の人材も不足するなか、真珠産業に関わる技術の保全、次の世代に残していくためのアイデア(例えば、Web3などの新技術やビジネスモデルなどを導入できるか)も広く募集されており、シンガポール三田会にて、どなたか日本の伝統産業の継承、職人技術の保全にサポートいただけるのであれば、是非お願いしたいとのことでした。牧戸さん、取材どうもありがとうございました!三田会にゆかりのある〇〇 in Singaporeで、こんな方を取材してはというアイデアがありましたら、取材チームまでご一報下さい。取材チーム(アイウエオ順)磯田誠一郎、今泉寛(Lead)、酒井祐輝、田代いくえ、常木佳子、新村博道、宮本敬太